プランクを始めたばかりで、痛みはないけれどすぐにきつくなる方は、息を続けて姿勢を保てる形で、まず5〜10秒を1セット試してみましょう。床で行う形が難しければ、膝をつくか、安定した台に前腕を置く方法から選びます。
「動画では30秒と言っていたけれど、数秒で腰が落ちる」「休めばもう一度できそうだけど、何セットやればいい?」。初めてのうちは、姿勢を保てる秒数と、休んだ後にもう一度同じ姿勢を作れるかを分けて考えると、今日の練習を決めやすくなります。
運動中や終わった後に腰が痛む方は、いったん運動を中止し、プランクで腰が痛いときの負荷とフォームの見直し方をご覧ください。
初心者は何秒・何セットから始める?
最初は5〜10秒を1セット。休んだ後に同じ姿勢を作れ、余裕があれば2セット目を試します。以下の数字は、最初の一回を組み立てるための例です。息の続き方や姿勢、疲れの戻りに合わせて調整してください。
5〜10秒を1セットから試す
プランクは、前腕などで身体を支え、胴体の姿勢を保つ運動です。姿勢が作れてから時間を計り、普段どおり息を吸ったり吐いたりできるかを見ます。一度姿勢を作って保ち、身体を下ろすまでが1セットです。
腰が床の方へ落ちてくる、お尻を大きく上げたくなる、息を止めないと支えられなくなる。こうした変化が出始めたら、タイマーの途中でも身体をゆっくり下ろします。5秒が難しければ、支え方を軽くして数秒からで構いません。
2セット目は同じ姿勢を作れるまで休む
休憩は30〜60秒程度を試し、呼吸が落ち着くまで取りましょう。2セット目も腕と胴体で同じように支えられそうなら、1セット目と同じ秒数で試します。姿勢を作る時点できつければ、もう少し休むか、その日は1セットで終えます。
| 項目 | 初めて試すときの例 |
|---|---|
| 保持時間 | 息を続けられる形で5〜10秒。短い時間から調整する |
| セット数 | まず1セット。休んで同じ姿勢を作れれば2セット目を試す |
| 休憩 | 30〜60秒程度から。呼吸が落ち着き、同じ姿勢を作れるまで休む |
| 実施日 | 週2日程度から試す。間に休みを入れ、疲労に合わせて調整する |

数秒で姿勢が崩れるときは支え方を変える
床の通常版がきついときは、膝を床につくか、動かない高い台に前腕を置きます。支える位置や身体の傾きが変わると、腕や胴体の負担も変わります。息を続けて身体を支えやすい形を選びましょう。
床で行うなら膝つきから
- 滑りにくいマットの上で、肩の下付近に肘を置き、前腕と膝を床につけます。
- 前腕を床についたまま胴体をゆっくり持ち上げます。頭から胴体、太ももまで自然につながる位置にし、目線は床へ向けます。
- 息を続けられる範囲で短く保ちます。終えるときは胴体をゆっくり下ろします。
肩から膝までの間で身体を支えるため、つま先で支える通常版がきついときに試しやすい方法です。膝の接触が気になるときは、次の台を使う形も選べます。
床の姿勢が難しいなら動かない台を使う
身体を預けても動かない、十分な高さのある台に前腕を置きます。足を少し後ろへ引き、頭からかかとまでを自然につないで、浅い傾きで身体を支えます。まず息が続く位置を探し、腰が反ってくるなら、足を台に近づけて傾きを浅くしてみましょう。
| 支え方 | 選ぶ場面 |
|---|---|
| 高い台と足 | 床での姿勢が難しい、床に膝をつきにくい |
| 前腕と膝 | 床でできる形を試したいが、つま先で支えるとすぐきつい |
| 前腕とつま先 | 短時間なら姿勢を作れて、息を続けて支えられる |
どの形でも、腰だけを反らして耐えていないか、肩や腰などに痛みが出ていないかを見ます。台の高さや足の位置によってきつさが変わるので、今の自分が繰り返し行いやすい形から試してください。身体全体で姿勢を支える仕組みは、頭・胸郭・骨盤から姿勢の支え方を考える記事で解説しています。

毎日やる?次の運動日を決める
始めたばかりなら、月曜と木曜のように休みを挟み、週2日ほどから試してみましょう。次の運動日には、前回の疲れが取れ、同じ姿勢を作れるか確かめます。
筋トレ全体の頻度とプランクの実施日を分ける
厚生労働省の身体活動・運動ガイドでは、成人の筋力トレーニング全体を週2〜3日行うことを勧めています。プランクを取り入れる日は、すでに行っている運動の量や身体の疲れも踏まえて決めましょう。
次の回も同じ姿勢を作れるかを見る
前回の疲れが残って腕や胴体を支えにくい日は、時間を短くするか、休みます。少し休んでから同じ秒数で姿勢を作れるなら、その条件を続けてみてください。運動中や後に痛みが出たらいったん中止し、痛みが続く、強まる場合は医療機関に相談してください。
時間・セット数・支え方のうち、一つずつ調整する
同じ条件で何回か安定してできたら、時間・セット数・支え方のどれか一つだけを変えます。例えば、膝つきで8秒を1セット行えるようになったら、同じ膝つきで10秒を1セット試します。
- 時間を伸ばす日。膝つき8秒×1セットから、同じ形で10秒×1セットへ。
- セット数を増やす日。膝つき10秒×1セットから、同じ10秒で、休憩して2セット目を試す。
- 支え方を変える日。膝つきから通常版を試すなら、短い時間を1セットから。
同じ時間で呼吸が楽になったかを見る
「膝つき8秒を1セット。最後まで息ができた。次の回にも疲れが残らなかった」くらいの記録で十分です。同じ時間でも、腰が落ちにくくなったり、呼吸に余裕が出たりすることは、取り組み方が安定してきた目安です。
姿勢が崩れるなら続けやすい条件へ戻す
10秒へ伸ばしたら途中で息が止まるようになった、通常版へ変えたら姿勢を作るだけで精いっぱいだった。そんなときは、前に続けやすかった時間や支え方に戻します。次の回にも同じ姿勢を作れてから、また一つだけ変えてみましょう。

初心者が迷いやすいプランクの質問
自分に合う運動の形を選びにくい方へ
台や膝つきでも肩や腰ばかりに力が入ると、何を変えれば続けやすくなるか、ご自身では分かりにくいことがあります。墨東メディカル整体院では、試した運動の形や時間に加え、立ち仕事や家事など、普段のどんな動きで負担を感じるかを伺います。
無理のない条件で、お身体の動きや、肩・前腕の支え方、胴体の位置、呼吸を一緒に確認します。そのうえで必要に応じて整体や運動を組み合わせ、運動の取り組みやすさや日常の動きがどう変わるかを確かめます。

ご自宅でどの形から始めるか迷っている方は、姿勢矯正・姿勢改善の施術案内をご覧ください。普段の動きや、続けられる運動の選び方もご相談いただけます。
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参考資料
- 膝と前腕で支える方法と運動中の呼吸。 Mayo Clinicの体幹運動解説
- 短い時間からの進め方と、膝つきや台を使う調整。 Harvard Healthの体幹運動解説 / プランクの姿勢と負荷の解説
- 筋力トレーニング全体の頻度と、休息・段階的な負荷の考え方。 厚生労働省「筋力トレーニングについて」
- 支え方や肘の位置で肩・肩甲帯の筋活動がどう変わるかを調べた研究。 Canら、Journal of Strength and Conditioning Research、2024年



