4月より墨田区で診療再開!

墨田区(両国・錦糸町)で筋膜から考える腰痛と姿勢の関係|墨東メディカル整体院

起床時の腰痛で整体に行きたい女性

「腰痛がなかなか良くならない」「姿勢を正そうとしてもすぐ戻る」「腰だけでなく、お尻や太もも、背中まで張る」——こんなお悩みはありませんか?

腰痛と姿勢の関係は、骨盤や背骨の“形”だけで説明できないことがあります。そこで役立つ考え方が筋膜(ファシア)です。筋膜は筋肉を包む薄い膜というイメージだけでなく、体を“つなぐ”組織として捉えると、腰痛の理由が見えやすくなります。

墨東メディカル整体院(墨田区/両国と錦糸町の間)では、痛い場所だけに注目せず、筋肉×姿勢×血流(回復環境)と合わせて、筋膜の連動も含めた見立てで根本ケアを行います。
本所吾妻橋・菊川エリアからもご来院いただいています。

この記事でわかること

  • 筋膜(ファシア)から見た「腰痛と姿勢」のつながり
  • 腰痛が起きやすい姿勢パターンと筋膜の連動
  • 整体での検査・説明・施術(初回90〜120分)の流れ
  • 腰痛を戻しにくくするセルフケア(姿勢・動き・回復)
  • よくある質問と、次の一歩

目次

1. 腰痛と姿勢は「筋膜」でつながっている

1-1. 筋膜(ファシア)を“つながり”として考える

1-2. 腰が痛いのに原因が腰だけではない理由

2. 身体の不調を見つめ直す第一歩

2-1. 腰痛と姿勢のセルフチェック

2-2. 「負荷>回復」で筋膜が固まりやすくなる

3. メカニズム:姿勢パターン別に見る筋膜の連動

3-1. 反り腰:前側が張り、腰が代償しやすい

3-2. 猫背:胸椎が動かず、腰が頑張りすぎる

3-3. 左右差:片側に負担が集まる連鎖

4. タイプ別:腰痛の現れ方(あなたはどれ?)

4-1. 代表的な4タイプ(腰中心・お尻連鎖・背中連鎖・回復不足)

5. 整体での根本ケア:筋膜×姿勢×血流

5-1. 初回(90〜120分)の検査・説明・施術の流れ

5-2. 筋膜リリースだけで終わらせない理由

6. 施術事例(一般化した例)

6-1. 40代:デスクワーク+反り腰+慢性腰痛

6-2. 50代:猫背+背中の張り+腰の重だるさ

6-3. 30代:左右差+股関節の硬さ+片側腰痛

7. セルフケア:筋膜の連動を崩さない習慣

7-1. まず押さえる「3つの基本」

7-2. 表で見る:腰痛予防のリセットメニュー

8. 間違いやすいセルフケア・注意点

8-1. 伸ばす・揉む前に知っておきたいこと

9. よくある質問

10. まとめ:筋膜のつながりで腰痛と姿勢を整える

11. ご予約・ご相談のご案内

腰痛と姿勢は「筋膜」でつながっている

筋膜(ファシア)を“つながり”として考える

筋膜は筋肉を包む膜、という説明がよくされますが、現場では「体をつなぐネットワーク」として捉えると理解しやすいです。

ある場所の動きが落ちたり硬くなったりすると、その影響が別の場所に波及し、結果として腰に負担が集まることがあります。これが「筋膜の連動」という考え方です。

腰が痛いのに原因が腰だけではない理由

腰は、股関節・骨盤・背中(胸椎)・足首と連動して働きます。もし、股関節が硬くて動かない、胸椎が固まって伸びない、足首が使えていない…となると、体は代償として腰を使いすぎます。

筋膜の視点では、この代償が「一箇所の問題」ではなく全体の連鎖として見えやすくなります。

身体の不調を見つめ直す第一歩

腰痛と姿勢のセルフチェック

次のチェックに当てはまるものはありますか?

  • 反り腰で、腰の下がいつも張っている
  • 猫背で、背中が丸まりやすい
  • 片側の腰だけ痛い/張る
  • 前屈がしづらい(太もも裏が突っ張る)
  • 長時間座ると腰が固まり、立ち上がりがつらい

このチェックは「腰痛=腰だけ」ではなく、連動の崩れを疑うきっかけになります。

「負荷>回復」で筋膜が固まりやすくなる

当院では、多くの慢性腰痛の土台に「負荷(仕事・姿勢・ストレス)>回復(睡眠・血流・休息)」が続く状態があると考えています。

回復が追いつかないと、筋肉も筋膜も“柔らかさ”を失いやすくなり、動きが減って血流が落ち、さらに固まる…という循環に入りやすくなります。

メカニズム:姿勢パターン別に見る筋膜の連動

反り腰:前側が張り、腰が代償しやすい

反り腰では、股関節の前側や太もも前が張りやすく、骨盤が前に傾きやすい傾向があります。その結果、お尻側が使いにくくなり、腰の下が頑張り続けて張りやすくなります。

筋膜の連動として見ると、前側の張りが強いほど腰の動きが“逃げ場”になり、腰痛が続く要因になります。

猫背:胸椎が動かず、腰が頑張りすぎる

猫背では胸椎(背中の背骨)が固まり、背中が伸びにくくなります。背中が伸びないと、立つ・歩く・物を持つ動作で腰が代償しやすくなります。

腰痛なのに背中を整えたほうが変化が出る人がいるのは、この連動があるためです。

左右差:片側に負担が集まる連鎖

左右差タイプは、足首〜股関節〜骨盤〜背骨のどこかで動きの差があり、片側へ体重が乗りやすい傾向があります。すると筋膜の張力も左右で偏り、片側の腰だけが張る・痛むという形になりやすいです。

タイプ別:腰痛の現れ方(あなたはどれ?)

代表的な4タイプ(腰中心・お尻連鎖・背中連鎖・回復不足)

腰痛の出方を、分かりやすく4タイプに整理します(複数該当もあります)。

Aタイプ:腰中心(張り・重だるさが主)

  • 腰の筋肉が常に張っている
  • 立ち続ける・座り続けるとつらい

Bタイプ:お尻・太ももまで連鎖

  • 腰だけでなく、お尻の奥や太もも裏も張る
  • 股関節の硬さが強い

Cタイプ:背中〜腰まで連鎖

  • 猫背で背中が丸まりやすい
  • 背中の張りと腰痛がセットで出る

Dタイプ:回復不足(疲労が抜けず腰が戻る)

  • 寝ても疲れが取れない
  • 冷え・むくみがあり腰が重い

整体での根本ケア:筋膜×姿勢×血流

初回(90〜120分)の検査・説明・施術の流れ

初回は、カウンセリング・検査・説明+施術を含めて90〜120分を確保しています。

  1. ヒアリング:痛む場面、生活負荷(仕事・睡眠・運動・冷え)
  2. 姿勢と動きの検査:骨盤・股関節・胸椎・足首の連動と左右差
  3. 触診:負担が集まる筋肉(トリガーポイント含む)と筋膜の緊張
  4. 施術:筋肉・筋膜・関節を優先順位をつけて調整
  5. 再検査:変化の確認と「戻りやすさ」の原因の整理
  6. セルフケア:続けやすい最小限(まずは1〜2個)を提案

筋膜リリースだけで終わらせない理由

筋膜リリースは有用な手段の一つですが、そこだけで終えると、生活負荷が同じ場合に戻りやすいことがあります。

当院では、筋膜の緊張をほどいたうえで、

  • 姿勢・動作の連動を回復させる(腰に負担が集まらない体へ)
  • 血流を回して回復が追いつく状態を作る

まで含めて、根本ケアとして組み立てます。

施術事例(一般化した例)

40代:デスクワーク+反り腰+慢性腰痛

座り時間が長く、反り腰傾向で腰の下が常に張る方。股関節前面・太もも前の緊張が強く、お尻が使いにくい状態でした。

流れ:前側の緊張(筋膜含む)を調整 → 骨盤と股関節の連動を回復 → 座り方・立ち方のポイント整理。
「腰の張りが軽い」と感じるケースがあります(体感には個人差があります)。

50代:猫背+背中の張り+腰の重だるさ

背中が丸まり、胸椎が動きにくい方。背中が伸びない分、腰が代償して重だるさが続いていました。

流れ:胸椎〜肋骨まわりの動きを回復 → 腰の過緊張を調整 → 呼吸と歩行のポイント整理。
「背中が伸びて腰がラク」と感じることがあります。

30代:左右差+股関節の硬さ+片側腰痛

片側の腰だけが痛む方。足首〜股関節〜骨盤の連動に左右差があり、片脚へ乗りやすいクセがありました。

流れ:下半身の連動を整える → 骨盤の左右差を調整 → 体重移動のクセを再学習。
「片側だけの負担が減った」と感じるケースがあります。

セルフケア:筋膜の連動を崩さない習慣

まず押さえる「3つの基本」

  • 同じ姿勢を続けない:1時間に1回は立つ・歩く(30秒でもOK)
  • 入浴:体がゆるむ温度で回復スイッチを入れる
  • 水分:一気飲みではなくこまめに(制限がある方は主治医優先)

筋膜は「動き」と「回復」の影響を受けやすいので、まずはこの3つが土台になります。

表で見る:腰痛予防のリセットメニュー

メニュー コツ 目安
立って股関節を軽く動かす 反動なし・痛みのない範囲 30秒
背中(胸椎)を伸ばす 腰ではなく背中を起こす意識 30秒
深呼吸 吐く息を長めに 30〜60秒
寝る前の軽いストレッチ 反動なし・呼吸を止めない 5〜10分

間違いやすいセルフケア・注意点

伸ばす・揉む前に知っておきたいこと

腰が痛いと、強いストレッチや強刺激のマッサージに頼りがちですが、筋膜の連動が崩れている場合、強刺激だけでは戻りやすいことがあります。

  • 痛みを我慢して伸ばす(反動をつける)
  • 腰だけを揉み続けて、股関節や背中の原因を放置
  • 急に運動量を増やして、疲労が上回る

しびれが強い/足に力が入りにくい/発熱/安静でも強い痛み/排尿排便の異常などがある場合は、まず医療機関にご相談ください。

よくある質問

Q. 「筋膜が原因」と言われました。本当ですか?

A. 筋膜“だけ”が原因と決めつけるより、筋膜を含む「連動の崩れ」として捉えるほうが現実的です。当院では、姿勢・動作・回復環境も含めて全体で見立てます。

Q. 筋膜リリースを受ければ腰痛は治りますか?

A. 筋膜リリースは有用な手段ですが、それだけで終えると生活負荷が同じ場合に戻ることがあります。整えた後に、連動と回復を作ることが大切です。

Q. 何回くらいで変化しますか?

A. 状態と生活負荷によります。まずは「動きやすさ」「張りの減り」などの変化から出る方が多く、慢性的な場合は一定期間かけて安定を目指します。

まとめ:筋膜のつながりで腰痛と姿勢を整える

腰痛と姿勢の乱れは、腰そのものだけでなく、股関節・胸椎・足首などの動きの低下が連鎖して起きていることがあります。筋膜(ファシア)を“つながり”として捉えると、その連鎖が理解しやすくなります。

腰だけを揉んで終わらせず、筋膜×姿勢×血流(回復環境)で整えることが、戻りにくい体づくりの近道です。

ご予約・ご相談のご案内

墨東メディカル整体院では、初回にしっかり時間を取り、検査と説明を行ったうえで施術を進めます(初回90〜120分)。
「腰だけでなく全身が張る」「姿勢も含めて見直したい」そんな段階でも大丈夫です。

お電話・LINEからお気軽にご相談ください。


この記事を書いた人

  • 国家資格:柔道整復師
  • 業界歴:20年
  • 治療観:多くの慢性腰痛は「負荷>回復」の蓄積が土台。筋肉×姿勢×血流と、筋膜の連動を合わせて回復が働く土台づくりを重視。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状が強い場合や不安がある場合は医療機関へご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!