頭痛が「クセ」になっていませんか?|その原因、姿勢と首こりの連鎖かもしれません
「頭痛薬が手放せない」「午後になるとこめかみがズキズキ」「首と肩がガチガチで、頭まで痛い」——。
こうした頭痛は、体質やストレスだけでなく、猫背・ストレートネック・巻き肩などの姿勢が関わっていることがあります。
姿勢が崩れると、首や肩の筋肉は“支え役”として働き続け、血流が落ち、神経が過敏になりやすい。さらに呼吸が浅くなって回復が追いつかない(負荷>回復)。この連鎖が続くと、頭痛が慢性化しやすくなります。
この記事では、頭痛の代表的なタイプ(緊張型・頚性・片頭痛)と、姿勢がどう影響するのかをメカニズムからわかりやすく整理し、整体でできること/自宅でできることをまとめます。
この記事でわかること
- 頭痛の主なタイプと「姿勢が関わるポイント」
- 猫背・ストレートネック・巻き肩が首こり頭痛を作る仕組み
- セルフチェック(危険サイン/姿勢・筋肉チェック)
- 整体での整え方(筋肉×姿勢×血流=回復力)
- 忙しい人でも続く3分ケア
目次
1. 頭痛が「クセ」になっていませんか?|その原因、姿勢と首こりの連鎖かもしれません
3. 本題|猫背・ストレートネック・巻き肩が頭痛を作るメカニズム
3-2. 巻き肩・猫背で胸が閉じる→呼吸が浅い→回復が遅れる
3-3. 後頭下筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋が過労→関連痛が“頭”へ
3-4. 目の疲れ・食いしばり・顎の緊張も姿勢とセットで起きやすい
4-3. 筋肉チェック:押して痛い場所が「原因」とは限らない
まず整理|頭痛のタイプと特徴(緊張型・頚性・片頭痛)
頭痛と一口に言っても、感じ方・誘因・合う対処は少しずつ違います。ここでは代表的な3タイプを「姿勢との関係」を含めて整理します。
緊張型頭痛:首肩の緊張と“締め付け”
緊張型頭痛は、こめかみ〜後頭部にかけて「ギューッと締め付けられる」「重い帽子をかぶったような」痛みとして表現されることが多いです。
背景にあるのは、首肩周りの筋緊張や、長時間同じ姿勢による“疲労の蓄積”。特にデスクワークやスマホ、運転などで首肩が固定される生活では起こりやすくなります。
このタイプは、姿勢を変える・首肩の緊張が抜ける・休息が取れることで軽くなることが多い一方、回復が追いつかない(睡眠不足やストレスが続く)と慢性化しやすいのが特徴です。
頚性頭痛:首(上部頚椎)由来の頭痛
頚性頭痛は、首の問題が“頭痛として感じられる”タイプです。特徴としては、
- 後頭部〜こめかみ周辺が痛い
- 首を動かすと痛みが変化する
- 片側に出やすいことがある
- 首こり・肩こりが強い
などが挙げられます(もちろん個人差があります)。
姿勢の崩れで上部頚椎周辺が詰まりやすい、後頭部の筋肉が過労になりやすい方は、この系統の頭痛が出やすくなることがあります。
片頭痛:姿勢が「引き金」になることも
片頭痛は拍動性(ズキズキ)で、光や音がつらい、吐き気が出る、といった特徴で語られることが多いです。
片頭痛の主因は姿勢だけではありませんが、姿勢による首肩の緊張、睡眠の質低下、ストレス、呼吸の浅さなどが引き金(トリガー)として関与する方もいます。
「片頭痛だから姿勢は関係ない」と決めつけず、生活の負担(負荷)と回復(回復力)の観点で整えると、日常のつらさが軽くなるケースもあります。
本題|猫背・ストレートネック・巻き肩が頭痛を作るメカニズム
ここからが本題です。姿勢が崩れると、なぜ頭痛が起きやすくなるのか。ポイントは首肩の過労、血流(回復力)の低下、そして神経の過敏化です。
頭が前に出ると、首が24時間“支え役”になる
ストレートネック(いわゆる頭が前に出た姿勢)では、首の後ろ側の筋肉が常に「頭を支える係」になります。
頭の重さは軽くありません。頭が前に出るほど、支えるための筋活動は増えやすく、首の付け根〜肩上部に負担が集中しやすくなります。
この状態が続くと、首肩の筋肉は“休めない”。休めない筋肉は血流が落ちやすく、疲労が抜けにくい。すると、首肩のコリが当たり前になり、その延長として頭痛が出やすくなります。
巻き肩・猫背で胸が閉じる→呼吸が浅い→回復が遅れる
巻き肩・猫背になると胸が閉じ、肋骨(胸郭)が動きにくくなります。すると呼吸が浅くなりやすく、首や胸の上部の筋肉が呼吸の補助として頑張りやすくなります。
呼吸が浅い状態は、単に酸素の話というより、体が“緊張モード”から抜けにくい条件の一つになりがちです。
結果として、
- 首肩の緊張が抜けない
- 睡眠の質が落ちやすい
- 回復が追いつかない(負荷>回復)
という形で、頭痛が慢性化しやすい土台ができてしまいます。
後頭下筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋が過労→関連痛が“頭”へ
姿勢由来の頭痛で多いのは、「首肩の筋肉が過労になり、その痛みが頭に“飛ぶ”」パターンです。これは一般に関連痛として説明されることがあります。
特に、
- 後頭下筋群(後頭部の深い小さな筋肉):目の使いすぎや頭部前方位で過労になりやすい
- 胸鎖乳突筋(首の前外側):頭を支える・呼吸補助・緊張で硬くなりやすい
- 僧帽筋上部(肩の上):肩がすくむ姿勢で常に頑張りやすい
などが“働きすぎ”になり、後頭部・こめかみ・目の奥の重さとして現れることがあります。
ここで大事なのは、痛い場所=原因とは限らないこと。痛い場所は「頑張りすぎの結果」で、原因は「姿勢の固定」や「動くべき場所が動かない(代償)」にあることが多いです。
目の疲れ・食いしばり・顎の緊張も姿勢とセットで起きやすい
デスクワークで目を酷使すると、無意識に顔が前に出て、顎が上がり、肩がすくみやすくなります。さらに集中やストレスで食いしばりが増えると、顎周りの筋緊張が首肩へ連鎖しやすい。
その結果、
- 目の奥の重さ
- こめかみ周りの痛み
- 首の付け根の詰まり
- 朝の顎のだるさ
などがセットで出る方もいます。姿勢は首肩だけでなく、目・顎・呼吸とも連動している、というイメージが近いです。
セルフチェック|危険サインと「姿勢・筋肉」チェック
姿勢由来が疑われる頭痛でも、まず安全確認は大切です。その上で、姿勢と筋肉の簡単チェックを行うと、自分の傾向が見えやすくなります。
まずは医療機関へ:見逃したくない危険サイン
- 今までにない突然の激しい頭痛
- 手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、視野の異常
- 発熱、強い吐き気、意識がぼんやりする
- 外傷(転倒・事故など)の後から悪化した
- 夜間に増悪し続ける、日ごとに悪化していく
これらがある場合は、整体より先に医療機関へ相談してください。
姿勢チェック:壁で30秒
壁に背中をつけて立ち、かかと・お尻・背中(肩甲骨あたり)を壁につけます。次の点を確認してください。
- 後頭部が壁につきにくい(首が前に出ている)
- 顎が上がりやすい(首の付け根が詰まる)
- 肩が前に出て、巻き肩になっている
- 腰を反らせて“無理につける”感じがする
当てはまるほど、首肩の支え役が強くなりやすい姿勢です。
筋肉チェック:押して痛い場所が「原因」とは限らない
首の付け根、肩の上、後頭部の際を軽く押して、強い痛みやズーンと響く感じがある場合、筋肉が過労になっている可能性があります。
ただし、押して痛い場所を“ひたすら揉む”のが正解とは限りません。原因は、胸郭・肩甲骨・骨盤などの動き不足による代償であることが多いので、「負担が分散する体」を作る視点が重要になります。
墨東メディカル整体院の考え方|筋肉×姿勢×血流(回復力)で整える
当院は、頭痛に対して「頭そのものをどうにかする」のではなく、首肩が頑張り続ける条件を減らしていく考え方を取ります。
まず「頭痛の地図」を作る(検査と説明)
同じ頭痛でも、原因の組み合わせは人によって違います。そこで最初に、
- 頭痛の出方(時間帯、誘因、場所、頻度)
- 姿勢(頭部前方位・猫背・巻き肩・骨盤の崩れ)
- 動き(胸郭・肩甲骨・頚椎・股関節など)
- 回復条件(睡眠・呼吸・ストレス・運動)
を整理し、どこから整えると効率が良いかを説明します。これが“地図”です。
施術の狙い:首だけでなく胸郭・肩甲骨・骨盤も見る
首肩がつらい方ほど、首肩だけを触りたくなります。しかし実際には、
- 胸郭が硬くて呼吸が浅い
- 肩甲骨が動かず、腕の重さを首肩で支えている
- 骨盤が崩れて背中が丸まり、頭が前に出る
といった“上流の条件”があることが多いです。そこを整えると、首肩が頑張らなくて済む状態に近づきます。
強い刺激より「緊張が抜ける順番」を重視
慢性的な緊張がある方に、強い刺激を入れると一時的に軽くなっても、体が防御反応で固まって戻りやすいことがあります。
当院では、刺激量を調整しながら「緊張が抜けやすい順番」で整え、血流(回復力)が戻りやすい状態を作ることを重視します。
施術の流れ|検査→調整→再チェック→定着
- カウンセリング:頭痛の出方、生活背景(仕事姿勢・睡眠・ストレス)
- 検査:姿勢・呼吸・首肩の緊張、胸郭・肩甲骨の動き
- 説明:なぜ首肩が頑張るのか(戻る条件の特定)
- 施術:筋肉・筋膜の調整+姿勢バランスの再構築
- 再チェック:動き・呼吸・首の軽さの変化
- 定着:3分ケア、座り方・画面位置などの最小改善
よくある改善ストーリー(一般化した事例)
ケース1:午後からこめかみが痛い(40代・女性/デスクワーク)
夕方にこめかみが締め付けられ、首肩が限界。姿勢は巻き肩+頭部前方位、呼吸も浅い。肩を揉むと一時的に楽だが翌日には戻る。
胸郭・肩甲骨の動きを作り、首肩の“支え役”を減らす方向で調整。自宅では「1時間に1回、胸を開いて呼吸3回」を導入。戻り方が弱まり、頭痛の頻度が減る方向へ。
ケース2:後頭部の詰まりと頭痛(50代・男性/運転・PC)
後頭部が詰まり、首を動かすと頭痛が変化。首の付け根が硬く、顎が上がる癖がある。
首だけでなく、背中の丸まりと骨盤の崩れを整え、頭が前に出る条件を減らす。呼吸が入りやすくなると、首の“踏ん張り”が抜けやすくなり、仕事後の悪化が軽くなる方向へ。
自宅ケア|頭痛を減らす「3分セット」
忙しい方でも続けやすい、最小構成の3分ケアです。ポイントは「首を頑張らせない条件」を減らすこと。
1)胸を開く(30秒)
椅子に座り、胸を軽く持ち上げる(反らない)。肩を後ろに引きすぎず、胸の前がふわっと広がる程度でOK。
2)吐く呼吸(2分)
鼻から吸って、口(または鼻)からゆっくり吐く。吐く時間を少し長めにし、肩が上がらないように「肩を下げる」を合図にします。
3)首の付け根を“休ませる”(30秒)
顎を軽く引き、首の後ろを長くするイメージ(強く引かない)。首の付け根が詰まる方は、先に呼吸で緊張を抜いてから行ってください。
※痛みが強く出る場合は無理をせず、専門家にご相談ください。
Q&A|頭痛と整体のよくある質問
Q. 頭痛は整体で良くなりますか?
A. 頭痛の原因は多様です。ただ、猫背・ストレートネック・巻き肩などで首肩が過労になっているタイプは、姿勢と筋緊張、回復条件を整えることで「出にくくなる方向」に向かう方もいます。まずは危険サインがないか確認したうえで、原因を整理するのが大切です。
Q. 片頭痛でも姿勢は関係しますか?
A. 片頭痛の主因は姿勢だけではありませんが、首肩の緊張、睡眠の質低下、ストレス、呼吸の浅さなどが引き金になる方もいます。姿勢と回復条件を整えることが「日常のつらさ」を軽くする一助になるケースがあります。
Q. 首をボキボキ鳴らすのは良いですか?
A. 一時的にスッキリしても、根本の条件(姿勢の固定や回復不足)が残ると戻りやすいです。頻繁に鳴らしたくなる方は、首が“動くべき場所の代わり”をしている可能性があります。まずは胸郭・肩甲骨・骨盤などの動きを作る方が安全で効果的なことが多いです。
Q. 目の疲れが強いと頭痛が出ます。対策は?
A. 目の疲れは、顔が前に出る・顎が上がる・肩がすくむ、という姿勢変化とセットで起きやすいです。画面の高さ調整、1時間に1回立つ、胸を開いて呼吸3回など、首肩が頑張らない条件を作るのが有効です。
Q. どれくらい通えば変化しますか?
A. 体感には個人差があります。慢性化しているほど“戻る条件(負荷>回復)”が強いので、まずは戻り方を弱める設計が現実的です。初回で地図を作り、必要な頻度とセルフケアの最小構成を決めるのが近道です。
Q. 湿布・温める・冷やすはどれが良い?
A. 一概には言えませんが、緊張型のように筋緊張が強い場合は温めて緩みやすい方もいます。一方で炎症が疑われる強い痛みや熱感がある場合は注意が必要です。迷う場合や症状が強い場合は、専門家に相談してください。
まとめ|頭痛は「首だけ」ではなく、姿勢と回復力で変わる
頭痛が続くと、「頭の問題」と感じてしまいがちです。しかし実際には、猫背・ストレートネック・巻き肩などの姿勢によって、首肩が休めない条件が続き、血流(回復力)が追いつかず、神経が過敏になっているケースもあります。
大切なのは、痛い場所だけを追うのではなく、首肩が頑張り続ける条件を減らすこと。胸郭・肩甲骨・骨盤・呼吸・睡眠といった“土台”を整えると、戻り方が弱まっていくことがあります。
「薬で抑えるだけでは不安」「首こりと姿勢も気になる」方は、一度“原因の地図”から整理してみてください。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としています。突然の激しい頭痛、神経症状、発熱、外傷後の悪化などがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

