夜にズキッ…五十肩・四十肩で「服が着られない」つらさ
「夜になると肩がズキズキして目が覚める」
「背中に手が回らず、下着や上着が着れない」
「腕を上げるたびに痛くて、仕事や家事がしんどい」
こうした悩みは、いわゆる五十肩・四十肩(凍結肩)でとてもよく見られます。痛みが強い時期は、日中よりも夜間に悪化しやすく、睡眠不足→回復力低下→痛みが長引く…という悪循環に入りがちです。
この記事では、「五十肩 整体」を検討している方に向けて、整体でできること・受診を優先すべき目安・セルフチェック・温める/冷やすの考え方まで、わかりやすく整理します。
この記事でわかること
- 五十肩・四十肩(凍結肩)で「夜に痛い」「服が着れない」が起きる理由
- セルフチェック:可動域制限の見つけ方
- 整形外科の受診を優先したいケース(受診目安)
- 整体でできること/できないこと(回復力を引き出す考え方)
- 温める?冷やす?時期別の考え方と、家でできる対策
五十肩(四十肩)とは|凍結肩・可動域制限が起きるしくみ
五十肩・四十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」、状態によっては「凍結肩(フローズンショルダー)」と呼ばれることがあります。特徴は、
- 痛み(特に夜間痛が出ることがある)
- 可動域制限(腕が上がらない、背中に回らない、外に開けない)
- 日常動作の障害(服が着れない、髪が結べない、棚に手が届かない)
この「痛み」と「動きの制限」がセットで進行しやすいのがポイントです。
痛み→固まる→戻る:よくある経過
五十肩・四十肩は、よく痛みが強い時期 → 硬さが目立つ時期 → 回復していく時期のように段階を踏みます。痛みが強い時期は、無意識に肩をかばい「動かさない姿勢」が増えます。すると肩まわりの筋肉や筋膜、胸郭(肋骨まわり)も一緒に固まり、さらに動きが悪くなっていきます。
つまり、痛い → 動かさない → 固まる → さらに痛いというループが起こりやすい、ということです。
夜間痛が出やすい理由
夜に痛みが強くなる背景には、いくつかの要素が重なります。
- 横になる姿勢で肩の位置が変わり、刺激が入りやすい
- 日中の疲労がたまり、回復力が落ちた状態で痛みが出やすい
- 寝返りのたびに肩が引っ張られ、痛みで覚醒する
夜間痛が続くと睡眠が浅くなり、翌日の回復力も下がりやすいので、早めに「痛みの出方」と「負担の原因」を整理することが大切です。
肩こり・巻き肩・ストレートネックとの関係
五十肩・四十肩の痛みがある方ほど、同時に巻き肩・猫背・ストレートネックが強くなっているケースがあります。姿勢が崩れると、肩甲骨がうまく動かず、肩関節だけで無理に腕を上げる癖がつきます。
この状態が続くと、肩の前側(胸側)にある筋肉が縮み、背中側の筋肉は引っ張られたまま疲労します。結果として、肩関節そのものの動きの余裕が減り、痛みが出やすくなります。
セルフチェック|凍結肩のサインと受診目安
「五十肩っぽいけど、病院に行くべき?整体でいい?」は迷いやすいポイントです。まずは現状を把握するために、簡単なチェックをしてみてください。
自宅でできる簡単セルフチェック
※痛みが強い場合は無理に行わず、できる範囲で確認してください。
- 背中に手が回るか:ズボンの後ろポケットに手を入れる動き(結帯動作)が片側だけ極端にしづらい
- 外に開けるか:肘を体側につけたまま、前腕を外に開く動きが硬い(外旋制限)
- 腕を横から上げられるか:途中で痛みが出て止まる/上げ方が不自然にねじれる
これらが複数当てはまり、さらに夜間痛がある場合は、凍結肩のパターンが疑われます。
整形外科の受診を優先したいケース
以下に当てはまる場合は、整体より先に整形外科での評価をおすすめします。
- 転倒・衝突などはっきりした外傷の後から急に上がらなくなった
- 安静でも強い痛みが続き、発熱・腫れ・赤みなど炎症サインが強い
- 腕のしびれ、握力低下、細かい動作がしづらいなど神経症状が目立つ
- 夜間痛が強すぎて眠れない状態が続き、日常生活が破綻している
- 数週間〜数か月で悪化が早い/体重減少など全身症状がある
五十肩・四十肩に見えても、腱板損傷、石灰沈着性腱炎、頚椎由来の痛みなどが隠れていることがあります。受診で状態を整理しておくと、その後の整体・運動の方針も立てやすくなります。
温める?冷やす?の考え方
「温める・冷やす」は、時期と症状で考えると失敗しにくいです。
- 熱感がある/ズキズキ強い:冷やすほうがラクになることがある(短時間・局所)
- 固まって動きが悪い/こわばり:温めたほうが動かしやすいことが多い
迷う場合は「温めた直後に動かしやすいか」「冷やした直後に痛みが落ち着くか」で判断し、合うほうを採用します。どちらでも悪化する場合は、無理にセルフ対処を続けず相談してください。
整体でできること|筋肉×姿勢×血流で回復力を引き出す
整体は、骨の変形を戻す医療行為ではありません。一方で、五十肩・四十肩で問題になりやすいのは「肩そのもの」だけでなく、肩を動かす土台(姿勢・肩甲骨・胸郭)が固まり、回復力が落ちている状態です。
墨東メディカル整体院では、筋肉×姿勢×血流の視点で「負担が集中している流れ」をほどき、回復に向かいやすい状態づくりを狙います。
「痛い肩だけ」を触らない理由
「痛い場所=原因」とは限りません。肩が上がらない人ほど、
- 肩甲骨が固まり、肩関節が代償している
- 胸郭が動かず、呼吸が浅い
- 首〜背中が緊張し、肩の動きを邪魔している
といった“周辺の固さ”が目立つことがあります。痛い肩だけを無理に動かすと、かえって刺激が強すぎて悪化することもあるため、まずは土台から整える発想が大切です。
負荷>回復の視点でみる五十肩
当院が重視している土台の考え方は、「負荷>回復」の状態が続くと不調が長引くという視点です。
夜間痛で睡眠が浅い/ストレスが強い/デスクワークで同じ姿勢が長い/運動不足で血流が落ちている――こうした条件が重なると、回復力が追いつかず、肩の痛みや可動域制限が“粘る”ことがあります。
だからこそ、整体では肩だけでなく、姿勢・呼吸・血流・緊張の抜け方まで含めて「回復に寄せる」ことを狙います。
筋膜・胸郭・呼吸が関係するケース
五十肩・四十肩の方は、胸の前側(大胸筋〜小胸筋)、首の前側(斜角筋周辺)、背中(肩甲骨内側)などがセットで硬くなりやすい傾向があります。ここが固いままだと、腕を上げたときに肩が前へ詰まり、痛みが出やすくなります。
また呼吸が浅いと、首・肩の補助筋を使いやすくなり、肩こりが悪化→さらに肩が動きにくい、という流れになることもあります。
施術の流れ|検査→説明→施術→セルフケア
初回の進め方(90〜120分)
初回は、カウンセリング・検査・説明にしっかり時間を取り、そのうえで施術を行います。痛みが強い方ほど「何をしていいか分からない」状態になりやすいので、現状の整理を優先します。
- 生活状況(夜間痛、仕事姿勢、睡眠、ストレス)を確認
- 肩の可動域(前方挙上・外旋・結帯)と、動かし方の癖をチェック
- 首〜背中、胸郭、肩甲骨、骨盤の連動を確認
- 状態に合わせて、施術方針とセルフケアを提案
チェックするポイント
五十肩・四十肩は「肩関節だけの問題」に見えて、実際は連動が崩れていることが多いです。そこで当院では、
- 肩甲骨が“外へ流れて固まっていないか”
- 胸郭が硬く、背中が丸まり続けていないか(巻き肩)
- 首が前に出て、肩に力が入り続けていないか(ストレートネック)
- 骨盤が崩れ、座り姿勢が固定化していないか
といった土台を確認し、負担の集中ポイントをほどいていきます。
通院の目安(状態別)
症状の時期や強さで戦略が変わります。
- 痛みが強い時期:無理に可動域を広げるより、痛みの増悪を避けながら「緊張を抜く」「眠れる状態を作る」を優先
- 固さが目立つ時期:肩甲骨・胸郭の動きを出しつつ、負担の少ない範囲で可動域を回復
- 回復期:再発予防として、姿勢・呼吸・日常動作を整えていく
「週1で数回は詰める」「状態が落ち着いたら間隔を空ける」など、無理のない計画で進めます。
よくある改善の実感|夜の痛み・服の動作がラクになるまで
ケース例(一般化したモデルケース)
50代女性(デスクワーク):夜間痛で2〜3回起きる/上着が着れない/肩を上げると途中で引っかかる。
検査で、肩の外旋制限と結帯動作の制限が強く、同時に巻き肩・ストレートネック、胸郭の硬さが目立つ。肩だけを触ると痛みが増えるため、首・胸・背中〜肩甲骨の連動を回復させ、睡眠を邪魔しない刺激量で施術。自宅では「寝る姿勢の工夫」と「痛みを増やさない範囲の小さな運動」を提案。
結果として、まず夜間痛が軽くなり眠れる日が増える→日中の回復力が上がる→服の動作が少しずつラクになる、という順番で変化が出やすくなります。
注意:やりがちな失敗と落とし穴
- 痛いのに強引にストレッチ:痛みが強い時期は悪化することがあります
- 強押しで“ほぐせば治る”:防御反応で逆に固まる場合があります
- 肩だけ揉んで終わり:姿勢・肩甲骨・胸郭が置き去りだと戻りやすいです
五十肩・四十肩は、刺激量と順番が重要です。「今は攻める時期か、守る時期か」を見極めることが、回復への近道になります。
自宅でできる3つのコツ
- 寝方の工夫:痛い側を下にしない。抱き枕やクッションで腕を支え、肩が前に落ちないようにする
- 温めてから“少しだけ動かす”:入浴後など、動かしやすいタイミングで小さく可動域を使う
- 1時間同じ姿勢を避ける:デスクワークは肩甲骨が固まりやすいので、短時間のリセットを積み重ねる
Q&A|五十肩 整体でよくある質問
Q. 五十肩は整体で治りますか?
A. 五十肩は経過に波があり、医療でも「時間がかかる」ことが多い状態です。整体は、肩だけでなく姿勢・肩甲骨・胸郭の硬さや血流の落ち込みを整え、回復に向かいやすい条件づくりを目的にします。強い痛みがある場合は、まず受診で状態確認をしながら併用するのがおすすめです。
Q. 四十肩と五十肩は何が違うの?
A. 呼び方の違いとして使われることが多く、症状の本質は「肩が痛い+動きが制限される」パターンです。年代に限らず起こり得ます。
Q. 夜間痛がつらい時、どうしたらいい?
A. まずは寝る姿勢の工夫(痛い側を下にしない・腕をクッションで支える)が重要です。加えて、熱感が少なく「こわばりタイプ」なら入浴で温めてから就寝するとラクになることがあります。痛みが強すぎて眠れない場合は、我慢せず整形外科で痛みのコントロールも相談してください。
Q. 温めるのと冷やすの、どっちが正解?
A. 熱感やズキズキが強い時は冷やすほうが合うことがあり、固さが目立つ時は温めるほうが動かしやすいことが多いです。「やってラクになるほう」を採用し、どちらでも悪化する場合は無理に続けないでください。
Q. 痛いのに動かしたほうがいい?安静がいい?
A. 「痛みが強い時期」は無理に攻めると悪化しやすいので、痛みを増やさない範囲で小さく動かすのが基本です。完全に動かさない期間が長いと固まりやすいので、時期と刺激量の見極めが大切です。
Q. 「凍結肩」って何ですか?
A. 肩の動きが強く制限され、結帯動作(背中に手を回す)や外旋(外に開く)が特に硬くなる状態を、凍結肩と呼ぶことがあります。痛みの時期と固さの時期が入れ替わりながら長引くことがあります。
Q. 上着が着れないのは、どの動きが悪いから?
A. 多くは「背中に手を回す動き(内旋+伸展)」や「外に開く動き(外旋)」が制限されて起こります。肩関節だけでなく、肩甲骨や背中の連動が固いと、服の動作がさらに困難になります。
Q. 整形外科に行くべきタイミングは?
A. 外傷後に急に上がらない、しびれ・握力低下など神経症状がある、炎症サインが強い、眠れないほどの夜間痛が続く――こうした場合は先に受診をおすすめします。状態が分かると、整体での方針も立てやすくなります。
Q. どのくらい通えばいいですか?
A. 目安は症状の時期と生活負担によって変わります。痛みが強い時期は、睡眠や日常動作を守るために短めの間隔で整えることがあり、落ち着いたら間隔を空けて再発予防へ移行します。初回で状態を確認したうえで、無理のない計画をご提案します。
Q. 仕事(デスクワーク)を続けながらでも良くなりますか?
A. 可能です。ただし同じ姿勢が続くと肩甲骨と胸郭が固まりやすいので、短いリセット(1時間に1回立つ、肩甲骨を動かす、呼吸を整える)を入れると回復の邪魔をしにくくなります。
まとめ|焦らず、でも放置せず「動く肩」を取り戻す
五十肩・四十肩は、「夜に痛い」「服が着られない」「可動域制限が強い」など、生活に直結するつらさが出やすい症状です。
大切なのは、
- まずはセルフチェックで状態を把握する
- 受診が必要なケースを見落とさない
- 整体では、肩だけでなく姿勢・肩甲骨・胸郭・血流を整え、回復に向かう条件を作る
- 温める/冷やすや動かし方は「時期と刺激量」を間違えない
という流れで、焦らず着実に進めることです。夜間痛が続くほど回復力が落ちやすいので、早めに一度、状態の整理から始めてみてください。
墨東メディカル整体院のご案内
墨東メディカル整体院は、墨田区の本所吾妻橋と菊川の間にある、症状改善型の整体院です。両国・錦糸町エリアからもご相談が増えています。
国家資格(柔道整復師)・業界歴20年の経験を土台に、患部だけにとどまらず、筋肉×姿勢×血流の視点から「負担が集中している流れ」を整え、回復力が働きやすい状態づくりを目指します。
- 初回は90〜120分:カウンセリング・検査・説明+施術まで丁寧に
- 土日祝も対応(通いやすさを重視)
- 強い刺激に頼らず、状態に合わせたアプローチ
「夜に痛くて眠れない」「上着が着れない」「病院に行くべきか迷う」など、まずは状況を整理するだけでも構いません。お電話またはLINEからご相談ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。強い痛みやしびれ、外傷後の急な可動域低下、発熱・腫れなどがある場合は、早めに整形外科など医療機関へご相談ください。

