「パソコン作業が続くと、背中の真ん中や肩甲骨の内側が痛い」「夕方になると背中が固まって深呼吸がしづらい」「姿勢を正そうとしても、すぐ丸まってしまう」——そんなデスクワーク由来の背部痛でお困りではありませんか？
墨東メディカル整体院（墨田区／本所吾妻橋と菊川の間）では、背中だけを揉んで終わりにせず、筋肉×姿勢×血流（回復環境）の視点で「なぜ背中に負担が集まったのか」を整理し、改善しやすい体づくりをサポートしています。
両国・錦糸町エリアからもご来院いただいています。
この記事でわかること
- デスクワークで背中が痛くなる“よくあるメカニズム”
- 背部痛のタイプ別（肩甲骨／胸椎／首肩連鎖／回復不足）の見分け方
- 整体での検査・説明・施術（初回90〜120分）の流れ
- 悪化させやすいセルフケアと、続けやすい改善習慣
- よくある質問と、次の一歩
デスクワークの背部痛が増えている理由
よくある悩み：肩甲骨の内側・背中の真ん中が痛い
背部痛といっても「背中の上のほう」「肩甲骨の内側」「背骨の真ん中」「みぞおちの裏が詰まる感じ」など、場所や表現はさまざまです。
共通して多いのは、長時間の前かがみと同じ姿勢の固定。これが続くと、背中の筋肉は“動かさないまま支える”状態になり、血流が落ち、痛みや張りとして感じやすくなります。
「姿勢だけ」の問題に見えないケースもある
背中がつらい人ほど「姿勢を正そう」と頑張りますが、実は正すための土台（胸椎の動き・呼吸・肩甲骨の滑り）が失われていると、無理に胸を張って逆に疲れてしまうことがあります。
当院では、見た目の姿勢だけでなく「どこが動いていないか」「どこが頑張りすぎているか」を整理して、背中がラクになる方向を探します。
背部痛の原因を探る：なぜ背中が固まるのか
猫背・巻き肩で“胸椎”が動かなくなる
デスクワークが続くと、頭が前に出て、肩が内側に巻きやすくなります（猫背・巻き肩）。この姿勢は胸椎（背中の背骨）と肋骨まわりが固まりやすく、結果として背中が「伸びない」「詰まる」「痛い」状態になりがちです。
本来、背中は呼吸や腕の動きと一緒にしなやかに動きます。動きが落ちると、肩甲骨の周囲や首肩に負担が集中し、背部痛が慢性化しやすくなります。
呼吸の浅さと首肩の緊張が背中に波及する
集中して画面を見る時間が長いほど、呼吸は浅くなりやすいです。呼吸が浅い状態が続くと、首・肩・胸の前側が緊張し、背中側は引っ張られるように固まりやすくなります。
ここに「負荷＞回復（疲労が抜けない）」が重なると、筋肉の回復が追いつかず、背部痛が“定着”してしまうことがあります。
タイプ別：背部痛の現れ方（あなたはどれ？）
代表的な4タイプ（肩甲骨／胸椎／連鎖／回復不足）
背部痛は原因が一つとは限りません。目安として、よくある4タイプを紹介します（複数当てはまる方もいます）。
Aタイプ：肩甲骨まわり（内側）がズーンと痛い
- 肩甲骨の内側が常に張る
- 肩が前に入っている自覚がある（巻き肩）
- 腕を上げると背中が突っ張る
Bタイプ：背中の真ん中が詰まる・伸ばせない
- 背中を反らそうとすると痛い／固い
- 深呼吸がしづらい
- 長時間座った後に背中が固まる
Cタイプ：首肩〜背中〜腰まで連鎖してつらい
- 肩こり・首こりも強い
- 頭痛や目の疲れが出やすい
- 背中だけでなく腰も重い
Dタイプ：回復不足（疲労が抜けず、背中が常に重い）
- 寝てもスッキリしない
- 冷え・むくみが気になる
- 「痛み」というより「重だるさ」が続く
整体での根本ケア：施術の流れと狙い
初回（90〜120分）の検査・説明・施術
初回は、施術だけでなくカウンセリング・検査・説明まで含めて90〜120分を確保しています。
- ヒアリング：痛い場所・出やすい動作・仕事環境（PC配置や休憩頻度）・睡眠など
- 姿勢と動きの検査：胸椎、肩甲骨、首、骨盤、呼吸の入り方をチェック
- 触診：負担が集まっている筋肉（トリガーポイントを含む）を確認
- 施術：筋肉・筋膜・関節の調整（必要に応じて段階的に）
- 再検査：変化を一緒に確認し、改善の方向性を共有
- セルフケア提案：続けやすい最小限（まずは1〜2個）に絞って提案
施術で終わらせない：戻りにくい体づくり
背部痛が慢性化している場合、施術で動きが出ても、生活が元のままだと“戻り”が起きやすいです。だからこそ当院は、その場しのぎではなく、戻りにくい体をゴールにします。
「頑張って姿勢を正す」ではなく、胸椎が動き、呼吸が入り、肩甲骨が滑る状態を取り戻すことがポイントです。
施術事例（一般化した例）：デスクワーク背部痛の改善イメージ
30代：肩甲骨の内側が痛い（巻き肩タイプ）
オンライン会議が増え、背中の内側がズーンと痛む方。検査では巻き肩が強く、肩甲骨が外へ引っ張られて背中側が常に緊張していました。
流れ：胸の前側〜肩まわりの緊張調整 → 肩甲骨の動きを回復 → 座り方と画面位置のポイント整理。
「背中が張りつく感じが減った」と感じるケースがあります（体感には個人差があります）。
40代：背中の真ん中が詰まる（胸椎固まりタイプ）
背中を伸ばしたいのに伸びず、深呼吸がしづらい方。胸椎の動きが落ち、背中が“固定”されていました。
流れ：胸椎・肋骨まわりの調整 → 呼吸の入りを改善 → 1時間に1回のリセット習慣を提案。
「背中が広がる感じが出た」と言われることがあります。
50代：背中＋首肩＋頭痛（連鎖タイプ）
背中の張りから首肩までつながり、頭痛も出やすい方。目の疲れ・呼吸の浅さが強く、負荷＞回復の状態が続いていました。
流れ：背中だけでなく首肩・胸郭の連動を整える → 血流が落ちやすいポイントを調整 → 休息と回復の作り方を整理。
「仕事終わりのしんどさが軽い」と感じるケースがあります。
セルフケア：デスクワーク姿勢の整え方と習慣
まず変えるべき“3つの座りポイント”
- 骨盤：浅く腰掛けず、坐骨で座る（背もたれは“寄りかかりすぎない支え”に）
- 画面：顔が前に出ない高さと距離（近すぎると首が前へ）
- 休憩：1時間に1回は立つ／肩甲骨を動かす／深呼吸を入れる
完璧にやろうとすると続きません。まずは「休憩の入れ方」を変えるだけでも、背中の固まり方が変わりやすいです。
表で見る：続けやすいリセット習慣
| リセット習慣 | ポイント | 目安 |
|---|---|---|
| 深呼吸（胸を広げる） | 肩をすくめず、息を吐くほうを長めに | 1〜2分 |
| 肩甲骨を動かす | 後ろに引くより「上下・回す」意識 | 10回程度 |
| 立って背中を伸ばす | 反らしすぎず、胸椎を“起こす” | 30秒〜 |
| こまめな水分 | 一気飲みではなく少量ずつ（制限がある方は主治医優先） | 日中こまめに |
よくあるセルフケアの失敗と注意点
強く揉む・無理に伸ばすが逆効果になる理由
背中がつらいと、フォームローラーや強いマッサージで「とにかくほぐす」方向に行きがちですが、原因が胸椎の固さや呼吸・姿勢の固定にある場合、強刺激だけでは戻りやすいことがあります。
- 痛いのに無理に伸ばす（反動をつける）
- 強く押して“その場は楽”でも、翌日さらに固まる
- 背中だけを頑張って、首肩や骨盤の原因を放置する
外傷（転倒など）がある、発熱がある、安静でも強い痛みが続く、胸の痛み・息苦しさを伴う、手足のしびれや力が入りにくいなどがある場合は、まず医療機関の受診を優先してください。
よくある質問
Q. 背中の痛みでも整体でみてもらえますか？
A. はい。背部痛は姿勢・胸椎・肩甲骨・呼吸の影響が大きいことが多く、検査で原因の方向性を整理したうえで施術とセルフケアを提案します。
Q. 何回くらいで変化しますか？
A. 体の状態と仕事負荷によります。まずは動きや呼吸の変化から出る方が多いですが、慢性化している場合は「小さな改善の積み重ね」が重要です。
Q. デスク環境（椅子や机）も相談できますか？
A. もちろんです。画面の高さ・座り方・休憩の入れ方など、現実的に続けられる形に落とし込みます。
まとめと次の一歩
デスクワークの背部痛は、「背中だけの問題」に見えて、実際は胸椎の固さ・巻き肩・呼吸の浅さ・回復不足が重なって起きていることが多いです。
まずは原因を整理し、施術で動きを取り戻しながら、日常で“戻りにくい習慣”を積み上げることが根本ケアの近道です。
ご予約・ご相談のご案内
墨東メディカル整体院では、初回にしっかり時間を取り、検査と説明を行ったうえで施術を進めます。
「背中がつらいけど、何が原因かわからない」「このまま慢性化したくない」そんな段階でも大丈夫です。
お電話・LINEからお気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
- 国家資格：柔道整復師
- 業界歴：20年
- 治療観：多くの慢性症状は「負荷＞回復」の蓄積から。回復が働く土台づくりを重視。
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状が強い場合や不安がある場合は医療機関へご相談ください。