「股関節の“付け根”がズキッと痛い」
「歩くと痛むけど、座ると少し楽」
「車の乗り降り、靴下、あぐらがつらい」
こうした鼠径部(そけいぶ:足の付け根)の痛みは、実は“原因が1つに決まらない”代表例です。
股関節そのもの(関節内)の問題でも、腸腰筋など筋肉・腱の問題でも、股関節の外側(大転子周辺)でも、さらにスポーツ由来のグロインペインでも、
どれも「付け根が痛い」と感じることがあります。
つまり、最初にやるべきは「原因の候補を整理して、外してはいけない危険サインを除外すること」です。
墨東メディカル整体院は、墨田区の両国+錦糸町の間にある整体院です。
タイトルは地域A表記ですが、実際には本所吾妻橋・菊川エリアからもご来院があります。
付け根の痛みは放置すると生活動作が一気に狭くなりやすいため、早い段階で「やることの順番」を決めておくことが大切です。
この記事でわかること
- 「付け根が痛い」を起こす代表的な原因(関節/筋腱/外側/スポーツ)
- 痛む場所・動作・楽な姿勢からの“見分け方”
- 受診を優先すべき危険サイン(見落とし防止)
- 急性期→回復期→再発予防のセルフケア(失敗しにくい順番)
- 整体でできること(安全ラインを守った進め方)
目次
1. まず共感:鼠径部痛がつらい理由(生活が一気に狭くなる)
3-1. 関節内(股関節そのもの):関節唇・FAI・変形など
3-4. スポーツ由来(グロインペイン):原因が複合しやすい
4-1. 「曲げる・ひねる」で鋭く痛いタイプ(関節内を疑う)
6-2. 急性期:炎症を増やさない(やること/避けたいこと)
1. まず共感:鼠径部痛がつらい理由(生活が一気に狭くなる)
付け根の痛みがつらいのは、痛みそのものだけでなく、日常の“基本動作”がまとめて難しくなるからです。
たとえば、歩く・階段・立ち上がり・車の乗り降り・靴下・爪切り・あぐら。
ここが崩れると、「外出が減る→動かない→さらに動きが悪くなる」という悪循環に入りやすくなります。
2. 悩みの具体化:よくある困りごとチェック
当てはまるものにチェックを入れるつもりで読んでください(複数OKです)。
- 歩き出しや立ち上がりでズキッと痛む
- 長く座ってから立つと痛い(最初の数歩がつらい)
- 階段(特に上り)で痛い/脚が上げにくい
- 足を組む、あぐら、しゃがみ動作で鋭い痛み
- 靴下・爪切りがつらい(股関節が曲がらない・回らない)
- 股関節が「引っかかる」「コキッと鳴る」感じがある
- 横向きで寝ると痛い(外側が痛い/上の脚でも痛い)
- 運動(サッカー・ランニングなど)で付け根が慢性的に痛む
この困りごとの“組み合わせ”が、原因のヒントになります。次で全体像を整理します。
3. 原因の全体像:「付け根が痛い」4大カテゴリー
まず大きく4つに分けると、迷いにくくなります。
①股関節そのもの(関節内) ②筋肉・腱(関節の外) ③外側(大転子周辺) ④スポーツ由来(グロインペイン)です。
3-1. 関節内(股関節そのもの):関節唇・FAI・変形など
股関節の中にある“縁どりのクッション”にあたる関節唇(かんせつしん)が傷つくと、鼠径部痛や、引っかかり感・クリックが出ることがあります。
また、骨形状の影響で「深く曲げる」「ひねる」動きで衝突が起きやすい状態として、FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)が知られています。
FAIでは、股関節を深く曲げたり、ひねったりで鋭い痛みが出たり、靴下・あぐら・立ち上がりなど日常動作で症状が強く出ることがあります。
さらに、変形性股関節症など関節の変化が関わると、「動き始め」「長く歩いた後」「可動域が落ちる」などの形で出ることがあります。
ここで大切なのは、画像や診断名だけでなく、どの動きで痛みが出るかで“今やるべきこと”が変わる点です。
3-2. 筋腱(腸腰筋など):足を上げる・階段で痛い
付け根の痛みは、関節の中だけではなく、股関節の前側をまたいでいる筋肉・腱でも起こります。代表が腸腰筋(ちょうようきん)です。
腸腰筋が関わると、脚を上げる、階段、車の乗り降り、靴下など「股関節を持ち上げる」動作で痛みが出やすくなります。
しかもこの痛みは、関節唇など関節内の痛みと似て見えることがあり、混乱しやすいのが特徴です。
だからこそ、いきなり強いストレッチや筋トレで押し切るより、まずは負担を増やす動作を整理し、回復が進む条件を作ることが先になります。
3-3. 外側(大転子周辺):横向きで痛い・押すと痛い
「付け根」というより股関節の外側が痛い場合は、大転子(だいてんし)周辺の痛み(いわゆる大転子部痛症候群:GTPS)が関わることがあります。
典型的には、外側を押すと痛い、横向きで寝ると痛い、階段や長く歩くで痛い、などが出やすいです。
外側の痛みは、腰の問題と間違われやすいこともあるため、場所の確認が重要です。
3-4. スポーツ由来(グロインペイン):原因が複合しやすい
サッカー、短距離、方向転換が多いスポーツでは、鼠径部痛(グロインペイン)が問題になります。
ここは「股関節の中」「筋腱」「骨盤周囲」など原因が複合しやすく、痛みが慢性化しやすい領域です。
スポーツ由来は、自己流で我慢して続けるほど長引くことがあるので、早めに整理して“休むべき負荷”を見極めるのが重要です。
4. タイプ分け:あなたはどれに近い?(動作で見分ける)
ここからは「動作での見分け方」を、患者さんが家で使える形に落とします。
※ただし、自己判断で断定するためではなく、やってはいけない方向を避けるための整理です。
4-1. 「曲げる・ひねる」で鋭く痛いタイプ(関節内を疑う)
しゃがむ、あぐら、足を組む、深く曲げた状態でひねる、車の乗り降りなどで鋭い痛みが出る場合、関節内(関節唇・FAIなど)を疑うサインになります。
このタイプは「可動域を無理に広げるストレッチ」で悪化しやすいことがあるため、急性期は強く攻めない方が安全です。
目標は“柔らかくする”より先に、痛みを増やす動作を減らし、股関節に集中した負担を分散することです。
4-2. 「足を上げる・階段」で痛いタイプ(腸腰筋など)
階段、車の乗り降り、靴下、ベッドで脚を上げる動きで痛い場合は、腸腰筋など前側の筋腱由来が疑われます。
このタイプは、長時間座ったあとに急に動くと出やすいこともあります(座位で縮み、急に引っ張られる)。
ただし「前側が痛い=腸腰筋」と決めつけず、関節内と似る点があるため、症状の組み合わせで判断します。
4-3. 「横向き・片脚荷重」で痛いタイプ(外側を疑う)
横向きで寝ると痛い、外側を押すと痛い、階段や長距離歩行で外側が痛む場合は、外側(大転子周辺)を疑います。
ここは「片脚で立つ姿勢」や「骨盤が傾く歩き方」で負担が集まりやすいので、体の使い方の調整が効果的になりやすい領域です。
5. 改善の考え方:急性期→回復期→再発予防(順番が大事)
股関節の付け根の痛みは、原因が何であれ「いきなり鍛える」「いきなり伸ばす」で失敗しやすいテーマです。
まずは順番を固定すると、迷いが減ります。
順番の基本
急性期:炎症・刺激を増やさない(痛みの出る動作を一時的に整理)
回復期:守りながら動かす(股関節に集中した負担を分散しつつ可動と筋力を戻す)
再発予防:歩き方・立ち方・座り方を設計(負荷>回復を作らない)
本文内では地域表現として、時々「墨田区の両国・錦糸町・本所吾妻橋・菊川エリア」のような並列表現も入れます。
股関節痛は生活動作に直結し、エリアを問わず同じ困り方が起きやすいからです。
6. セルフチェック/セルフケア:今日からできること
6-1. 3分セルフチェック(受診優先の確認も含む)
受診を優先したいサイン(目安)
・転倒や強いひねりの後から急に痛くて体重をかけられない
・発熱、強いだるさ、急な腫れ・熱感など全身症状を伴う
・安静でも強い痛みが続き、夜も眠れない(悪化が速い)
・脚の力が入りにくい、しびれが強く広がるなど神経症状が進む
※不安が強い場合も、医療機関で安全確認をすると安心です。
原因の方向性チェック(複数当てはまることが多い)
関節内寄り:あぐら・しゃがみ・足組み・深く曲げてひねると鋭く痛い/引っかかり・クリック感
腸腰筋寄り:階段・車の乗り降り・脚を持ち上げる動作で痛い/長時間座った後に出やすい
外側寄り:横向きで寝ると痛い/外側を押すと痛い/長く歩く・階段で外側が痛む
6-2. 急性期:炎症を増やさない(やること/避けたいこと)
急性期にやって良いこと(目安)
・痛みが出る動作を「一時的に」減らす(あぐら・深いしゃがみ・強いひねりなど)
・歩幅を小さめにして、股関節を深く曲げすぎない
・立ち上がりは「膝とつま先を同じ方向」「上体を少し前に」して股関節前面の突っ張りを減らす
・外側が痛い人は、横向きで寝るなら膝の間にクッション(骨盤のねじれを減らす)
急性期に避けたいこと(目安)
・痛みを我慢して「深く伸ばす」「強くひねる」ストレッチを続ける
・急に運動量を増やす(回復より負荷が上回る)
・強い押圧や反動を使った体操で一気に変えようとする(刺激過多になりやすい)
6-3. 回復期:動かして“戻す”(股関節を守る動作のコツ)
痛みが少し落ち着いてきたら、次は「守りながら動かす」フェーズです。
ここで大切なのは、可動域を一気に広げることより、股関節に集中していた負担を分散することです。
回復期の基本(目安)
① 立ち方:片脚荷重を減らす(台所で片脚に乗る癖がある人は要注意)
② 歩き方:骨盤が左右に落ちる歩き方を減らす(外側痛の再発予防に重要)
③ 座り方:長時間座位は区切る(座りっぱなし→急に動くが痛みを作りやすい)
④ 痛みのルール:運動中に少し違和感が出ても、翌日に増悪するなら“やり過ぎ”
6-4. 再発予防:負担が集まらない体の使い方
再発予防の核心は、筋トレの種類を増やすことより、日常で負担が集まる“癖”を減らすことです。
付け根が痛い人は、無意識に「股関節の前だけ」「片側だけ」「ひねりだけ」に負担が集まっていることが多いです。
- 立ち仕事:足幅を時々変える/片脚に乗らない
- 階段:急に大股で上らない(痛みが出るなら手すりで負担分散)
- 座位:45〜60分で一度立つ(短く“区切る”)
- 睡眠:横向きがつらい人はクッションで骨盤のねじれを減らす
7. 墨東メディカル整体院でできること
当院では、付け根の痛みに対して「とにかく伸ばす」「とにかく鍛える」の一択にはしません。
なぜなら、原因が複数混ざることが多く、方向を間違えると長引きやすいからです。
7-1. 初回で行う整理:原因の候補を絞る
初回は、痛い場所(前・外・後)、痛む動作(曲げる/上げる/横向き)、楽になる姿勢を丁寧に確認します。
そして「関節内寄り」「腸腰筋寄り」「外側寄り」「スポーツ由来寄り」のどれが強いかを整理し、
その日の状態に合ったセルフケアの順番を決めます。
7-2. 「負荷>回復」視点:長引く人の共通点
痛みが長引く人は、局所の問題だけでなく「負荷が回復を上回る状態(負荷>回復)」が続いていることがよくあります。
たとえば、座りっぱなし+急な動作、立ち仕事で片脚荷重、睡眠不足、運動のやり過ぎ/不足が重なると、回復が追いつかず痛みが固定化します。
当院は“患部だけ”に寄せず、生活に戻すための負荷設計も重視します。
7-3. 施術の狙い:股関節に集中した負担を分散する
施術は、痛みの出ている部位だけでなく、骨盤・腰・胸郭・股関節周囲の筋バランスを整え、動作での負担を分散させることを狙います。
そのうえで、痛みが跳ねない範囲のセルフケア(立ち方・座り方・歩き方・短いエクササイズ)を提案し、再発予防まで一続きで支えます。
8. よくある質問(Q&A)
Q. 「付け根が痛い」だけで、原因は股関節って決められますか?
A. 決められません。股関節の関節内(関節唇・FAIなど)でも、腸腰筋など筋腱でも、外側(大転子周辺)でも、同じように付け根付近が痛いと感じることがあります。痛む動作(曲げる/上げる/横向き)と、楽な姿勢をセットで見て方向性を絞るのが安全です。
Q. クリック(コキッ)や引っかかりがあると危険ですか?
A. 音だけで即危険とは限りませんが、痛み+引っかかりが続く場合は関節内の要因(関節唇やFAIなど)も含めて評価した方が安心です。自己流で深く曲げたりひねったりを繰り返すより、痛みを増やす動作を一度減らして整理するのがおすすめです。
Q. 腸腰筋が原因ならストレッチを強くやれば良いですか?
A. 強いストレッチが合わない時期があります。急性期は刺激過多で悪化しやすいため、まずは痛みが出る動作(急な脚上げ、階段の大股、座りっぱなし→急動作)を整理し、回復期に「守りながら動かす」形で進める方が失敗しにくいです。
Q. 外側(横)が痛いのに、付け根も痛い気がします。
A. 痛みは放散するため、外側の問題が付け根付近に感じられることもあります。横向きで痛い・外側を押すと痛い・階段や長距離で外側が痛むなら外側寄りの可能性があります。片脚荷重や骨盤が落ちる歩き方など、負担が集まる癖の調整が重要です。
Q. どのタイミングで受診を優先すべきですか?
A. 転倒後に体重をかけられない、発熱や強い腫れ、安静でも強い痛みが続く、急激な悪化、脚の力が入りにくい・しびれが広がるなどがある場合は医療機関での評価を優先してください。不安が強い場合も、先に安全確認をすると安心です。
9. まとめ
股関節の付け根(鼠径部)が痛いときは、原因が1つに決まらないことが多いのが特徴です。
まずは「危険サインの除外」と「動作でのタイプ分け」を行い、急性期は悪化させない設計、回復期は守りながら動かす、再発予防は負担が集まる癖の修正、という順番で進めると迷いにくくなります。
今日の結論(迷ったらここ)
- 深く曲げる・ひねるで鋭い痛み→関節内寄りを疑い、急性期に攻めすぎない
- 脚を上げる・階段で痛い→腸腰筋など筋腱の負担を整理し、急な負荷増を避ける
- 横向き・外側が痛い→片脚荷重や歩き方を見直し、外側への集中負担を減らす
10. 院案内(墨田区・両国+錦糸町の間)
墨東メディカル整体院は、筋肉・姿勢・循環(血流)の視点で、付け根の痛みを「原因の候補整理→安全な施術→セルフケア処方」まで一続きでサポートします。
両国・錦糸町エリアはもちろん、本所吾妻橋・菊川エリアからもご来院があります。
院情報
院名:墨東メディカル整体院
住所:〒130-0014 東京都墨田区亀沢3丁目12−1 菅民ビル 401
アクセス:墨田区(両国+錦糸町の間)/本所吾妻橋・菊川エリアからもご来院
営業時間:全日 9:00〜21:00(新規最終受付 19:00目安)
定休日:不定休(勉強会等で休診の場合あり)
予約:LINEまたは電話の完全予約制(施術中は電話に出られない場合があります)
電話:080-6736-2330
※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断・治療を代替するものではありません。
強い痛み、急な悪化、危険サインがある場合は医療機関にご相談ください。

