「歩き始めに股関節がズキッとする」「長く歩くと脚のつけ根が重くなる」「最近、股関節が硬くて靴下が履きにくい」――。
年齢を重ねるほど、こうした股関節まわりの違和感を自覚する方が増えてきます。墨田区・本所吾妻橋エリアでも、両国や錦糸町・菊川方面から、股関節痛をきっかけにご相談いただくケースが少しずつ増えています。
ただ、「変形性股関節症と言われた」「臼蓋形成不全があると言われた」「レントゲンではまだ大きな変形はないけれど不安」といった方の多くが、
- どこまで動かしていいのか分からない
- 運動したほうがいいと言われても、痛みが怖い
- 痛み止めや湿布だけで、根本的には変わっていない気がする
という迷いと不安を抱えたまま、日常生活を続けている印象があります。
そこで墨東メディカル整体院では、単に「痛みを減らす」だけでなく、
「股関節にかかる負担」と「体の回復力」のバランスを整え直す
という視点で、股関節痛の整体を行っています。
股関節痛と「回復力」で整体院を選ぶという発想
なぜ今、股関節の相談が増えているのか
股関節痛というと、「年配の方の悩み」「手術が必要なイメージ」と感じる方も多いかもしれません。しかし実際には、
- 40代くらいから階段や長距離歩行で違和感が出始める
- 若いころからのスポーツ歴やケガの影響で片側だけ硬い
- デスクワークで股関節を曲げっぱなしの時間が長い
といった背景から、比較的若い世代でも「股関節が気になる」という相談が増えています。
さらに、
- 体重の増加
- 運動不足と筋力低下
- 片側に偏った立ち方・歩き方
などが重なることで、股関節への負担は想像以上に大きくなります。
「回復力」を軸に体を考えるメリット
墨東メディカル整体院では、股関節痛を含めた多くの慢性症状の背景として、
「負荷(疲労)」が「回復」を上回り続けている状態=疲労>回復
という考え方を大切にしています。
同じ股関節の状態でも、
- 仕事や家事での負担量
- 睡眠や栄養・ストレスなど回復の条件
- 元々の骨格や筋力バランス
が違えば、「痛みの出方」「進み方」「改善のしやすさ」も変わります。
だからこそ、レントゲンやMRIの結果だけでなく、「回復力」という土台ごと見直していくことが、股関節痛の長期的なケアには欠かせません。
股関節痛によく見られるサインと生活への影響
日常生活で気づきやすい股関節のサイン
股関節の不調は、次のような場面で気づかれることが多くあります。
- 椅子から立ち上がる瞬間に脚のつけ根が痛い
- 長く歩くと、股関節の前側や外側が重だるくなる
- 靴下やズボンを履くとき、脚が上がりにくい
- 床に座ると股関節が突っ張ってつらい
- 片脚立ちをするとバランスが取りにくい
最初は「疲れかな」「歳のせいかな」と見過ごしがちですが、こうしたサインは「股関節にかかる負担」と「回復力」のバランスが崩れ始めている合図でもあります。
放置すると起こりうる変化
股関節の違和感を放置すると、
- 歩幅が小さくなり、歩くスピードが落ちる
- 腰や膝・足首に負担が移り、痛みの場所が増える
- 痛みを避ける歩き方がクセになり、姿勢がさらに崩れる
といった変化が少しずつ進んでいきます。
変形性股関節症や臼蓋形成不全など、骨そのものに問題がある場合でも、「どれだけ負担を減らし、回復力を残せるか」によって、日常生活の質や進み方は大きく変わってきます。
なぜ股関節の痛みや硬さが生じるのか
骨盤・股関節・膝・足首の「ライン」の乱れ
股関節は、
- 骨盤
- 大腿骨(太ももの骨)
- 膝・足首・足裏
とひと続きの「下半身のライン」の中で働いています。
例えば、
- 骨盤の前後・左右の傾き
- 膝が内側に入るクセ
- 足首の硬さや扁平足
などがあると、その負担の「しわ寄せ」が股関節に集中しやすくなります。
このラインが乱れたまま、仕事やスポーツ・家事などの負荷が積み重なると、股関節の関節包・筋肉・筋膜にストレスがかかり続ける状態になってしまいます。
「疲労>回復」で起こる筋肉・筋膜・関節の変化
さらに、
- 睡眠不足
- 冷えや血流の悪さ
- 長時間同じ姿勢
などによって回復の条件が整わないと、
- 股関節まわりの筋肉が固まり、動きが小さくなる
- 筋膜がねじれたまま固定され、痛みや違和感として感じる
- 関節にかかる負荷が偏り、軟骨や骨へのストレスが増える
という「疲労の蓄積サイクル」に入ってしまいます。
墨東メディカル整体院では、このサイクルを「負荷」と「回復力」の両面からほどいていくことを重視しています。
マッサージや痛み止めだけで解決しにくい理由
痛い場所だけを追いかけてしまう落とし穴
股関節痛を感じると、多くの方がまず試すのが、
- 痛い部分を揉む・叩く
- 湿布や塗り薬を貼る
- 痛み止めを飲んで様子を見る
といった方法です。
もちろん、一時的に楽になる場面もありますが、
- 負担のかかる立ち方・歩き方が変わっていない
- 骨盤や膝・足首のバランスがそのまま
- 回復力を下支えする睡眠や血流の問題が残ったまま
であれば、同じ場所に負担がかかり続け、痛みを繰り返しやすくなります。
「骨」と「回復力」まで含めて考える必要性
また、変形性股関節症や臼蓋形成不全がある場合、
- どの程度の変形・形態異常があるのか
- どの動きが関節に負担をかけやすいのか
を理解したうえで、
- やっていい動き・控えたい動き
- 負担を減らすための姿勢・筋力バランスづくり
を考えていく必要があります。
そのうえで、「今の骨の状態で、どこまで回復力を引き出せるか」を一緒に整理していくことが、股関節痛と長く付き合っていくうえで大切だと考えています。
股関節痛と姿勢・腰・膝のつながり
股関節だけを診ても見落としてしまうこと
股関節は、体の中心に近い大きな関節です。そのため、
- 腰椎・骨盤のゆがみ
- 膝関節のねじれや変形
- 足首・足裏のクセ
の影響を強く受けます。
股関節だけを局所的にほぐしても、土台である骨盤や膝・足首のバランスが乱れたままだと、また同じ場所にストレスが溜まってしまうのです。
全体のバランスから見直す重要性
墨東メディカル整体院では、股関節痛のご相談であっても、
- 立ち姿勢・歩き方のチェック
- 腰・骨盤・股関節・膝・足首の連動
- 上半身の姿勢(猫背・反り腰・巻き肩など)
を総合的に評価します。
原因と結果を整理しながら、「股関節に負担が集中しない全身バランス」を目指して施術計画を立てていきます。
墨東メディカル整体院の考え方|「回復力を取り戻す股関節ケア」
初回90〜120分の流れ(カウンセリング+施術)
初回は90〜120分のお時間をいただきます。内訳は、
- カウンセリング・検査・説明:30〜60分
- 整体施術:60分
です。
カウンセリングでは、
- 股関節の痛みが出始めたきっかけや経過
- 歩く・階段・立ち上がりなど、どの動作で痛むか
- 整形外科での診断名や画像所見の有無
- お仕事や家事・スポーツ歴・既往歴
- 睡眠・体重変化・疲労感・冷えやすさなど
を丁寧に伺います。
そのうえで、
- 立ち姿勢・歩行のチェック
- 股関節の可動域・痛みの出る方向
- 骨盤・膝・足首・足裏のバランス
などを検査し、「どこに負担が集中しているか」「回復力を邪魔している要因は何か」を一緒に整理していきます。
どこまで整体でできて、どこからは医療機関なのか
股関節痛の中には、
- 急激な痛みの悪化
- 夜間も続く強い痛み
- 明らかな関節破壊が進行している状態
など、まず整形外科での精査・治療が優先されるケースもあります。
墨東メディカル整体院では、医療機関の検査結果や主治医の方針を尊重しつつ、「整体でできる範囲」と「病院での対応」がぶつからないように整理しながら、補完的な立場で股関節ケアを行います。
実際の整体アプローチと施術イメージ
骨盤・股関節まわりの筋膜リリースと調整
施術では、
- 骨盤の傾き・ねじれを整える調整
- 股関節前面・側面・臀部の筋膜リリース
- 太もも前後・内もものバランス調整
- 膝・足首のアライメント調整
などを、その方の状態に合わせて行います。
いきなり強い刺激を入れるのではなく、体が受け入れられる範囲の刺激で、少しずつ動きを取り戻していくことを大切にしています。
回復力を引き出すための血流ケアと負担軽減
また、筋膜や関節だけでなく、
- 股関節〜骨盤まわりの血流
- 腰やお腹周りのこわばり
- 呼吸の浅さや自律神経の状態
にも目を向けながら、「回復力が働きやすい状態」をつくることを意識して施術を組み立てます。
整体でできるのは、あくまで「回復しやすい土台づくり」です。そのうえで、日常生活の中で負担を減らす工夫を一緒に考えていくことで、結果として股関節の状態も変わりやすくなっていきます。
体験イメージ:こんな経過をたどる方が多いです
階段や立ち上がりで股関節が痛むケース
例えば、デスクワーク中心で、
- 立ち上がりや最初の数歩で股関節が痛い
- 階段を降りるときに片側だけ怖い感じがする
といった方の場合、
- 股関節前面の筋肉と太もも前側の張り
- 骨盤の前傾・反り腰
- 内ももとお尻の筋肉のアンバランス
などが重なっていることがよくあります。
数回の施術と、椅子からの立ち上がり方・階段の上り下りのコツをお伝えすることで、
- 「最初の一歩の怖さが少しずつ減ってきた」
- 「階段の手すりをつかまなくても下りやすくなってきた」
といった変化を感じられる方が多い印象です。
昔のケガやスポーツ歴が影響しているケース
また、若いころのスポーツ歴やケガが影響して、
- 片側だけ股関節の硬さが強い
- 同じ側の膝や足首も違和感が出やすい
という方も少なくありません。
こうした場合は、
- 左右差を前提にしたうえでのバランス調整
- 無理に左右対称を目指しすぎないケア
がポイントになります。「完全にゼロにする」よりも、「進行をゆるやかにし、生活の質を保つ」という目標設定が、股関節痛との付き合い方として現実的なケースも多いです。
よくある自己流ケアの注意点
痛みを我慢して歩きすぎてしまうリスク
「歩いたほうがいいと聞いたから」と、
- 痛みを我慢して長時間ウォーキングする
- 階段をあえて多く使うようにする
といった自己流の頑張り方をしてしまう方もいます。
しかし、股関節の状態によっては、
- 負担のかけ方
- 距離や時間
- 地面の硬さや靴の種類
を調整しないと、かえって関節や軟骨へのダメージが蓄積することもあります。
きつすぎるストレッチや筋トレの落とし穴
また、「股関節にはストレッチや筋トレが良い」と聞いて、
- 痛みを我慢してまで開脚ストレッチをする
- 片脚スクワットや負荷の強い筋トレをいきなり始める
のも注意が必要です。
状態によっては、
- 関節の可動域よりも筋肉・筋膜のケアを優先したほうが良い
- まずは体重負荷を減らしたエクササイズから始めたほうが良い
など、段階を踏んだ負荷設定が必要になることも多くあります。
回復力を守るための生活習慣とセルフケア
股関節にやさしい日常動作のコツ
整体の効果を長持ちさせ、回復力を落とさないために、次のようなポイントをお伝えしています(状態により個別に調整します)。
- 椅子からの立ち上がり:膝とつま先を正面に向け、できるだけ左右均等に体重を乗せて立つ
- 階段の上り下り:痛みの少ない側から出すなど、股関節に負担の少ない順番を選ぶ
- 座り姿勢:足を組む時間を減らし、骨盤を立てて座る時間を少しずつ増やす
- 立ち姿勢:いつも同じ側の脚に体重を乗せ続けない
睡眠・体重・冷えとの付き合い方
股関節痛と回復力を考えるうえで、
- 十分な睡眠時間
- 体重コントロール
- 冷え対策
も重要なポイントです。
特に股関節は、
- 体重の影響を受けやすい関節
- 冷えで血流が悪くなると痛みを感じやすい部位
でもあります。
急激なダイエットではなく、「少しずつ体重を落としていく」「股関節まわりを冷やしすぎない」といった現実的な工夫を、できる範囲から一緒に考えていきます。
股関節痛Q&A|通院ペースや目標の決め方
- Q. どのくらいのペースで通うと良いですか?
A. 症状の強さや期間、骨の状態によって異なりますが、初期は週1回前後、その後は状態を見ながら2〜3週に1回、落ち着いてきたら月1回程度のメンテナンスを提案することが多いです。 - Q. 何回くらいで良くなりますか?
A. 「完全にゼロにする」のか「日常生活が楽に送れるレベルを目指すのか」で目標も変わります。初回のカウンセリングで、「どこまでを目標にするか」を一緒にすり合わせながら計画していきます。 - Q. 整形外科と整体を併用しても大丈夫ですか?
A. はい、問題ありません。むしろ、レントゲンやMRIなどの情報があると、整体でできる範囲が明確になりやすくなります。主治医の先生の方針を尊重しながら、補完的な立場でサポートいたします。 - Q. 痛みが強い日でも施術を受けて大丈夫ですか?
A. 状態にもよりますが、強い炎症が疑われる場合などは一度医療機関での確認をおすすめすることもあります。ご予約の際や来院時に、状態を詳しくお聞かせください。
まとめ|「股関節痛」と「回復力」の両方を大切にしたい方へ
股関節の痛みや違和感は、
- 「まだ我慢できるから」と後回しにされやすい
- 「手術になるのが怖い」と誰にも相談できない
といった性質を持っています。
しかし、
- 股関節にかかる負担を減らすこと
- 体の回復力を落とさないこと
を早い段階から意識することで、将来の選択肢や日常生活の質は大きく変わります。
墨東メディカル整体院では、
- 初回90〜120分(カウンセリング・検査・説明30〜60分+施術60分)で、今の状態と背景を丁寧に整理し
- 骨盤・股関節・腰・膝・足首を「ひとつながり」として捉えた整体
- 「疲労>回復」のバランスを整えるための生活アドバイス
を通して、あなたの「動ける毎日」と「これから先の回復力」を守るお手伝いをしています。
本所吾妻橋・両国・錦糸町・菊川エリアで、股関節痛や将来の変形が不安な方は、一度ご相談ください。一緒に、今できることから整理していきましょう。

